本当に猫が飼いたいと思ったら、ペットショップではなく、
里親さんを探しているところで貰いましょう。
今、里親募集のサイトは沢山あります。
そういうところに行くか、
もしくは保健所などで貰い受けて下さい。
この世の中には、住むところもなく、
保護してくれる人もない猫達が沢山います。
一匹でも多くの猫に
暖かい場所を与えてあげて下さい。



猫を飼うための約束事1、猫は物ではありません、おもちゃでもありません。
自分達の家族として、一生の面倒をみましょう。

2、生きている以上、病気になります。
定期的な予防接種、検診をうけましょう。
かかり付けの獣医さんを持つことも大切です。

3、途中で捨てない。飼えなくなる理由は様々あるようですが、
途中で捨てるくらいなら、
次ぎの里親さんを探しましょう。

4、避妊手術はしましょう。
子猫を責任を持って育てることが出来ますか?
出来ないなら避妊手術は必ず受けましょう。
雄だからしなくてもいい、ということはありません。
手術により利点もおおいのですから。

5、外猫にはしない。
外には危険が沢山あります。
車や人間だけではありません。
猫同士によるけんかから、かからなくてもいい病気に感染する恐れがあります。

6、何日もほったらかしにしない。
猫は勝手気侭な生き物ですが、御飯や水がなくては生きて行けません。
旅行にいけるのはせいぜい二拍三日です。
それ以上の旅行に行く時は、ペット ホテルに預けるか信頼のおける人に鍵を渡して頼みましょう。

7、トイレの世話は出来ますか?
うんちもします。おしっこもします。
猫は綺麗なトイレを好みます。

8、無条件に愛してあげられますか?

ここに述べたことは猫を飼うにあたりごく当たり前の普通のことです。
出来て当然、出来なければ飼うことはできません。
周子の家族には実は猫アレルギ-の人がいます。
ですから何度も猫のことで問題になりました。
一度は猫を抱きかかえて、外に放り投げようとしました。
その時の猫の顔を周子は一生忘れることが出来ないと思います。
猫はきょとんした顔で、周子をじっと見ていました。
つぶらな瞳で。
外に捨てられるだなんて、その子は考えもしなかったのだと思います。
周子は慌ててその子を奪い返し、抱き締めました。
その時、猫は周子の腕の中に顔を埋めました。
何も分かっていなかったのです。
猫は自分の身の上におこったことなど。
周子が猫を奪い返して、今でも猫を飼っているのは愛しているだけではありません。
猫に対して責任があるからです。
その子の一生を守ってやらなければならない責任があるのです。
あなたは自分のお腹から産まれた子供を理由もなしに外に放り投げますか?
人アレルギ-だから、人が嫌いだから。
そういって、自分の子供を外に捨てますか。
それは犯罪です。
そして猫を捨てることも犯罪です。
人は外で倒れていれば誰かが手を貸してくれます。
お金や財産がなければ生保の手続きを取り、生活できるようにしてくれます。
けれど猫は違います。
捨てられた猫は保健所に連れていかれ、一週間程度で処分されます。
安楽死とは全然ほど遠い方法で。
テレビに映る動物はみんなかわいらしくみえます。
けれど外にいる野良達もみんな愛らしくかわいらしいのです。
犬や猫を飼うのならペットショップではなく、近くにある保健所やポランティア団体を利用してください。
そうすることで少しでも不幸な動物達が減ることができるのですから。



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